「みんなで、今より1皿多く、野菜を食べましょう」
平成28年ひょうご食生活実態調査結果から

東播磨地域は、県内最大の流域面積をもつ加古川の中・下流域に位置し、平地が多く農業も盛んに行われています。近郊農業が盛んで、キャベツや小松菜、ブロッコリー、トマト、大根、白菜、ほうれん草などの野菜が作られています。

そんな東播磨の住民は野菜をどのくらい食べているのでしょうか?

東播磨地域の野菜の摂取状況は?

平成28年に行われた「ひょうご食生活実態調査」では、東播磨地域の1人1日当たりの野菜の平均摂取量は267g(20歳以上)でした。

前回調査(平成20年)では245g(15歳以上)でしたので、前回より増加していますが、まだまだ目標とする1日350gには届いていません。今回の調査で兵庫県の平均値(20歳以上)は284gでしたので、東播磨地域の野菜摂取量は県平均よりも低いことになります。

野菜摂取量の状況グラフ43p

出典:兵庫県webサイト 平成28年度ひょうご食生活実態調査結果 結果の概要PDF 43ページ

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/kf17/documents/2802eiyouchousa-kekkagaiyou.pdf

緑黄色野菜とは

「緑黄色野菜(りょくおうしょくやさい)」は、かぼちゃ、にんじんなど、β―カロチンを豊富に含む野菜の総称です。緑黄色野菜以外の野菜は「その他の野菜」と呼ぶが、色によって区別しているわけではありません。

緑黄色野菜は、原則として可食部100g当たりカロチン含量が600μg以上の野菜のことを言います。ただしカロチンが600μg以下でも1回に食べる量や使用回数の多い色の濃い野菜(トマト、さやいんげん、ピーマン等)も含みます。

「どうして?野菜は食べているのに?」と思われた方もいるかもしれませんね。

平成28年の調査では、1人1日あたりの野菜摂取量の平均値は、男女ともに70歳以上で最も多くなっていますが、それでも目標とする350gには届いていません。また、20~40歳代で野菜の摂取量は目標量より約100g程度少なくなっています。

「野菜1日350g以上食べましょう」はどうして?

人がトマト・ナス・人参・パプリカなどの野菜をザルに載せて持っているところ

では、「野菜1日350gを食べましょう」の350gの根拠はどこからきたのでしょうか?厚生労働省では、平成9年に21世紀の国民の健康づくりのための「健康日本21」という計画を立てました。その中で野菜の摂取量についても目標値を設定して、国民の健康づくりに取り組んでいます。

野菜の摂取量については、平成9年の国民健康・栄養調査で1人1日あたり292gでした。循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられている、カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンの摂取は、野菜の摂取が寄与する割合が高いことから、それらの栄養素の適量摂取には野菜350~400gの摂取が必要と推定され、平均1人1日350g以上を目標としています。これが「野菜1日350gを食べましょう」の根拠となっています。また、特定の成分を強化した食品に依存するのではなく、基本的には通常の食事として摂取することが望ましいとされています。詳しくは「健康日本21(栄養・食生活)をご覧ください。

出典:健康日本21(栄養・食生活)(厚生労働省webサイト)

http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b1.html

東播磨で多い健康課題は?

兵庫県がまとめた「平成25年度特定健診データ解析報告書」では、特定健診の結果がまとめられ、地域の健康課題を見ることができます。

東播磨地域では、メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の方が多く、腹囲、BMI、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)などの項目で有所見該当者が多い状況となっています。HbA1cは、過去3ヵ月程度の血液中の血糖の状態を反映する検査項目で、この値が高い場合は、血糖値の高い状態が続いていたと考えられ、糖尿病の予備群であることが疑われます。その他に、血圧を下げる薬を服用している方が多いことも伺えます。

メタボリックシンドロームの男性イラスト

出典:平成25年度特定健診データ解析報告書(兵庫県webサイト)

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/kaiseki.html

野菜と糖尿病

サラダ

食後の血糖値は、野菜を先に食べると、ごはんを先に食べた場合よりも上昇が緩やかになることが知られています。野菜を先に食べることを習慣化すれば、野菜の摂取量が増え主食の食べ過ぎを防げそうですね。さらに、野菜をしっかりとよく噛んで食べるとゆっくりと食べることにつながります。早食いと肥満の関連は強く、肥満の人が糖尿病にかかりやすいこともすでに明らかにされています。野菜を食べると、体にいいことがありそうですね。

1日350gの野菜はどのくらい?

スケール付き鍋に入ったたくさんの野菜

1日350gの野菜ってどのくらいの量になるのでしょうか?買い物や食事のたびに秤で量るのは大変ですが、目安量を知っておくと便利です。そこで、買い物のときには手ばかりで、おおよその重さを計りましょう。1食分はキャベツやレタスなどの生野菜の場合、両手いっぱいの量(およそ120~150g)です。また、加熱した野菜の場合、片手の量が目安となります。

1日に緑黄色野菜は両手に1杯分、その他の野菜(淡色野菜)は両手に2杯分が目安量になります。

野菜1日350gを食べるためには

野菜1日350g、これは料理にすると何皿分になるのでしょうか。1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかが一目でわかる食事の目安があればいいですね。この目安を示したものが「食事バランスガイド」です。

食事バランスガイド

「食事バランスガイド」は厚生労働省と農林水産省が協力して作成しました。1日に何をどれだけ食べたらよいかを、料理の皿数で示しています。コマの形をしていて、上から順に主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の目安量が示されています。

副菜は、野菜、きのこ、いも、海藻などを使った料理で、1皿に使う野菜の量をおおよそ70g位として、5皿で350gになります。1皿の大きさは生野菜ならば両手の大きさのお皿で、加熱した野菜では片手の大きさのお皿になります。1日5~6皿を3回の食事で分けて食べると、1食1~2皿になりますね。

平成28年に行われた「ひょうご食生活実態調査」では、東播磨地域の1人1日当たりの野菜の平均摂取量は267g(20歳以上)でした。これを野菜料理の皿数に直すと3.8皿。あと、もう1~2皿分が足りないことになります。

出典:食事バランスガイドについて

農林水産省webサイト http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/

厚生労働省webサイト http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html

出典:特集 野菜をもっと食べよう!(1)より「70gはこのくらい」(農林水産省webサイト) http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1511/spe1_01.html

WEBサイト“ヒガシハリマ食堂”を活用して

みんなで、今の食生活にプラス1皿、野菜料理を食べましょう。

毎日野菜をプラス1皿 +1マーク

野菜は紫外線から自分自身の体を守るために、様々な抗酸化作用を持つ物質を含みます。その抗酸化作用を持つ物質はカラフルな色をもつものが多くあります。野菜の多い食卓はカラフルになりおいしそうですね。

“ヒガシハリマ食堂”では、野菜をたくさん使ったレシピを紹介しています。野菜1日350gを目指し、今の食生活にもう1~2皿の野菜料理をプラスして、地域のめぐみの野菜を、みんなでおいしく食べましょう。

ヒガシハリマ食堂より

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